高価な鉄道模型の車両を購入して開封!気分も上昇してゆくなか、その上昇を重力の如く妨げる要素があります(無い方が良いのですが)。動力車が走行しない、ライトが付かない等、初期不良品もそうですが、車両の窓に傷のような線が見えるのは、最初は不良品かなと思いましたが、どうやら必ずしもそうとは限らないようです。
画像の赤丸の箇所、車両の窓ガラス部品にある傷のような線・・・結構な数があります。勿論、実車の窓にこのような傷は無いと思います(有れば安全面で問題)。
注意深く見てみると傷の場所、傷の入り方に共通点が見られます。このことから、これは製造過程で出来てしまう「パーティングライン」のような線と同じような現象なのかも知れません。
この傷のような線は「ウェルドライン」と呼ばれており、今回の記事で取り上げましたTOMIXさんの「485系(しらさぎ・新塗装)」だけでなく、同社の製品の窓ガラス部品で比較的よく見られます。
私は、この傷のような線を見て「いつもの線か・・・」と認識出来ますが、初めてTOMIXさんの車両をご購入された方は、この傷のような線は「初期不良」と思われるかも知れません。もし、初期不良品としてご交換なされたとしても、交換品にも同じような現象がある確率が極めて高いでしょう。
鉄道模型の車両は高価格な商品ですので、この傷のような線を気になされる方は結構いらっしゃるかも知れません。
初めてこの傷のような線の存在に気付いた時、私も初期不良品かと思いましたが、他の車両も注意深く見てみると、同じような線が入っていた為、製造過程で出来る線だと認識いたしました。
私が問題だと思う点は、取扱説明書にその事(製造過程で窓に傷のような線が出来てしまう事)が記されていない事です。
念のため、写真の製品「485系(しらさぎ・新塗装)」の取扱説明書を、もう一度確認してみましたが、「ウェルドライン」についての記載はありませんでした。
「ウェルドライン」なんて常識だ・・・なんて知っている人が偉そうに言う事よりも、知らない人への配慮がなによりも大切だと思います。
皆様は、鉄道模型の傷で傷ついた事はありますか?(ぉぃ)
WebSite : ななついろひととき
http://nanatsuiro.my.coocan.jp/
コメント
「ウェルドライン」
さざなみ 様
TOMIXさんでもKATOさんでも、在庫が無ければどうしようも無いというのが現実です。送料だけかかって切なかった思い出があります。
「ウェルドライン」は、コスト面との兼ね合いでしょうね。TOMIXさんのハイグレード製品でも「ウェルドライン」は存在します。
T.MONDEN様
KATOでも塗装エラーでボディの在庫無くて帰って来ることがあるんですね。初耳です。それはへこみますよね。ウェルドラインを凸でない箇所に持ってくることは技術的には金型や他にも色々開発して変更すれば可能だと思いますが
それをやると製品のコストが跳ね上がるのでT社はやらないんでしょうね。
コメントありがとうございます!
さざなみ 様
新品購入でボディに傷があるのは、初期不良になるかも知れませんね。交換ご依頼をなされても交換されなかった場合は、その理由をしっかりと記してほしいところです。
私は以前にKATOさんへ「塗装エラー(埃混入/巻き込み)」で、ボディ交換を希望しましたが、そのボディ部品が在庫がないという理由で、そのまま返却されました。これもいずれブログの記事にいたします。
窓ガラス部品の「ウェルドライン」を凸でない箇所(ボディに取り付けると外からは見えなくなる)に持ってくる事が出来れば良いのですけど、技術的に難しいのでしょうか?
ウェルドライン
お初です。T社はよくありますね。ボディに傷があったので国鉄103系1000番台常磐成田線冷改車)基本セットや他にもありましたが、初期不良品でメーカーにボディ交換申し出ても交換しないで帰ってくることが多かったのでもう諦めています。(笑)競作があったらK社を買いますがなくてどうしても欲しくなったら買ってます。