以前は勾配を上っていた編成が、久しぶりに走行させると勾配を上らなくなっていた・・・という事はありませんか?
原因はトラクションタイヤ(動力車に装備されている車輪ゴム)の劣化/硬化で線路への粘着力が落ちた為だと思われます。
このような場合、トラクションタイヤの交換で復帰すると思われますが、その前に試してほしい事があります。
ひとつめは、
・線路のクリーニング
線路上に埃があると走行に支障をきたします。埃を取り除き、湿式と乾式クリーニングで、勾配を上るようになる可能性があります。
ふたつめは、
・トラクションタイヤのクリーニング
トラクションタイヤも湿式と乾式クリーニングを行なう事により、粘着力がある程度回復し、上れなかった勾配が上れるようになる事もあります。ただ、トラクションタイヤのクリーニングはトラクションタイヤの寿命を縮めてしまいます。また、トラクションタイヤが硬化してしまっている場合は、一時的な症状回復に留まってしまいます。
写真はTOMIXさんのEF64(品番:9103)の動力台車です。
トラクションタイヤの劣化が見られますが、硬化までは進んでいないようです。
みっつめ・・・ここがポイントです!
上記の方法で回復しない場合、トラクションタイヤの交換になるのですが、その前にトラクションタイヤを裏返して使用してみてください。トラクションタイヤの裏側が生きている場合があり、それだけでしばらくの間、勾配を上ってくれるようになる事があります。
ただ、硬化したトラクションタイヤの場合は、脆くなっているため、裏返す時に破断してしまう事もあります(何度か破断させてしまった事があります)。そこまで硬化していた場合は、素直に新しいトラクションタイヤと交換する方が良いでしょう。
トラクションタイヤは、時間経過と共に劣化する部品ですので、必要な時に必要な数だけ購入するのが良さそうです。
・・・と記してますが、写真のとおり結構手持ちがあったりします・・・OTL
レイアウトに勾配を設けない方が「勾配を上らない問題」がない為、メンテナンスも楽になるのですけど、私の場合、立体交差の魅力は勾配問題よりも勝っています。
皆様はレイアウトに勾配を設けておられますか?
WebSite : ななついろひととき
http://nanatsuiro.my.coocan.jp/
コメント
コメントありがとうございます!
さざなみ 様
ブルートレインには室内灯を是非装備させたいのですが、当方所有の「あさかぜ」は旧集電台車ですので、勾配が厳しくなりそうです。
ブルートレインは現在走っていないみたいですが、模型では現在でも人気のようでベーシックセットの車両として採用されていますね。TOMIXさんのEF66は、実車のイメージ通りとても牽引力があり、勾配のあるレイアウトでもお勧めできる車両です。
↓当方の現在レイアウト
http://nanatsuiro.jp/2019/10/03/%e2%97%86%e9%89%84%e9%81%93%e6%a8%a1%e5%9e%8b%e3%80%8c%e3%83%ac%e3%82%a4%e3%82%a2%e3%82%a6%e3%83%88%e3%80%8d%e3%81%ae%e7%b4%b9%e4%bb%8b/
も、ご覧くださり、ありがとうございます!
ターンテーブルもありますが、専らリバース線の通過用として活躍しています(苦笑)。
さざなみ様のレイアウト図面や写真はございますか?是非拝見させて頂きたく思います!
T.MONDEN様
T社のベーシックセットEXのブルトレいいですよね。レールも茶色道床でEF66は牽引力あるし車両とレールのセットですぐ遊べるのがいいよね。地上固定式レイアウトも蒸気機関車走らせて方向変換できるターンテーブルがあっていいなぁ。
コメントありがとうございます!
さざなみ 様
TOMIXさんの現行品のDE10は、5軸集電でトラクションタイヤをふたつ装備と、一般的な4軸集電の機関車よりも優れている点がありますね。牽引力が弱いのを補う補助ウェイトを搭載すれば、牽引力向上も望めます(私は試しておりません)。
レイアウトは小判型の内側ヤードなのですね。高架駅も魅力的です!・・・その分お値段も高価ですので、私は地上駅のレイアウトで設計いたしました。
ブルートレインのフル編成は、現在も憧れ感が強いです。TOMIXさんのベーシックセットEX購入で「EF66」と「あさかぜ」を入手しましたが、客車の編成は7両で止まっております(苦笑)。
↓「EF66」と「あさかぜ」参考記事(2019年10月06日)
◇鉄道模型 TOMIX と KATO どちらで始めますか?
http://nanatsuiro.jp/2019/10/06/%e2%97%87%e9%89%84%e9%81%93%e6%a8%a1%e5%9e%8b%e3%80%80%ef%bd%94%ef%bd%8f%ef%bd%8d%ef%bd%89%ef%bd%98%e3%80%80%e3%81%a8%e3%80%80%ef%bd%8b%ef%bd%81%ef%bd%94%ef%bd%8f%e3%80%80%e3%81%a9%e3%81%a1%e3%82%89/
T.MONDEN様
私もT社のDE10を1両保有してますが編成に縛りがなくて短い客車、2軸貨車、タンク車などのいいですし構内ヤード入れ替えも楽しめるからいいですよね。レイアウトは本線で高架駅がある場所から半周させると複線内側のポイントから地上留置線入るようになってますね。本当はK社のEF66機関車が1両で24系金帯あさかぜブルートレインをフル編成牽引してくれるといいんですけどね(笑)
コメントありがとうございます!
さざなみ 様
TOMIXさんのDE10のような小型の機関車は車体が軽量な為、当方のレイアウトでは勾配を上れない事があります。DE10は実車同様に小編成の牽引や、ヤードでの入れ替えが適しています。
複線高架レイアウトで留置線が地上・・・という事は全体で2周するような大型のレイアウトでしょうか?
直線区間に勾配を設けるのは、レイアウト設計として理想的ですね。
勾配を上らなければ重連というのも、実車通りですね。
トラクションタイヤは劣化しにくい素材を用いてくれれば助かります。
T.MONDEN様
T社の機関車は牽引力あるから長編成でも登って行くし立体交差は列車の高低差を楽しめるからいいですよね。複線高架レイアウトに留置線が地上あるため直線区間に勾配区間を設けてあります。線路のクリーニング、トラクションクリーニングもしても登らないときは機関車は重連にしてます。電車は板オモリでウエィトアップして対処しています。これで登っています。ありがたいことにトラクションタイヤが切れて交換したことがないですね。