◇鉄道模型、無暗に切断しない方が良い「長野電鉄1000系 ゆけむり」に自作室内灯を追加!

鉄道模型、室内灯組込

ここでの「切断」とは、テープLEDの事です。

写真はTOMIXさんの「長野電鉄1000系 ゆけむり(品番:92522)」です。

この製品はリニューアルされた新製品で、ヘッドライトは白色LED化されています。車両としての特徴は、車両の連結部分に台車がある「連接台車」であり、他の車両と異なったリズムのジョイント音が響きます。

鉄道模型としては、その連接台車ゆえ、集電出来る車輪数が減ってしまい、走行やライトの安定性を欠く問題を抱えてしまいます。その事は取扱説明書にも記載があり、先頭車のライトへの給電はひとつの台車のみですので、ポイントレール上でのライトの瞬きは必至でしょう。

今回はこの車両に、自作テープLED室内灯を装備いたします。

自作のテープLED制作手順は「103系(関西線)」の記事にて、画像付きで掲載いたしております。

車体長は、一般的な車両よりも短く、テープLEDの1ユニット(LEDが3個)で済むかなと思いました。

ところが、先頭車は展望室があり、車体長が少し長く、テープLEDの1ユニットでは展望室に十分な光が届きません。先頭車に遮光ケースがあったり、中間車なら多少車両の端が暗くなっても構わないと思うのですが、この車両は展望室が暗いとかなり気になります。もうひとつLEDを加えれば良いのですが、使用しているテープLEDは3個単位での切断になりますので「帯に短したすきに長し」状態になります。車体長に合わせてLEDを4個にしようとすると、様々な難題に直面します。指定された場所で切断しないと、そのユニットのLEDは光らなくなります。それをバイパスで接続する場合、抵抗を最適な値に変更しなければなりません。バイパス接続は結構難易度が高く、テープLEDを破損しかねません。

そこで、以下の写真の左上のようにテープLEDを2ユニット使用し、余剰分の2個は車体上側へ折り曲げる方法を行ないました。2個のLEDは事実上機能しないのですが、テープLEDを無暗に切断しない方がお手軽です。

中間車は素直に1ユニットLED3個で済みました(写真右上)。

動力車は、先頭車と同じ方法で、2ユニット使用し、余剰分は上側へ折り曲げました(写真左下)。

もっと細かい単位で切断可能なテープLEDを使えば良いのかも知れませんが、手持ちがこのタイプしかないので、これで良いかなと思います。

写真右下のように、先頭車の展望室も明るく光っていますが、先頭車の集電台車がひとつしかないため、走行時はかなり瞬きます。これはもう仕方がないところでしょうか・・・。

WebSite : ななついろひととき
http://nanatsuiro.my.coocan.jp/

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