本日、あるお方から「自作LED付き両ギャップレール」に関してお問い合わせがございましたので、予定を変更して、このレールに関する記事といたします。お一人様への回答よりも、ブログ記事にする方が多くの方へのご参考になると思います。
お約束事ですが、分解や改造加工は自己責任です。本ブログ内の記事をご参考にされ、同様の事を行なわれた場合、当方はその責任を負えませんので十分ご留意くださいませ。
このLEDレールの制作経緯は、
2019.10.11.の記事
◆鉄道模型、自作LEDレールを作ってみたけど…
2019.10.25.の記事
◆鉄道模型、自作LEDレールは両ギャップレールで威力を発揮!
の使用例のように、「線路上の電気の極性を可視化する事」です。
ご質問は、ターンテーブルで使用する「両ギャップレール」の電気的な極性の可視化を行ないたいという事で、当方が「LED付き両ギャップレール」を自作した時の写真を掲載いたします。
制作当時は、あまり記録写真を残しておらず、唯一出てきたのが本記事の見出し写真右下です。
このレールに使用した2色LEDは、赤と緑がそれぞれ独立した足のあるチップタイプですが、このLEDの詳細な仕様が分かりません(すみません)。
従いまして、一般的な赤と緑のLEDの純電圧(2V)と、純電流(20mA)で抵抗値を算出すると
(12V-2V)÷0.02A=500オーム
となり、510オームの抵抗があれば良い事になりますが、恐らく当時もLEDの仕様が分からなかった為、330オームと430オームを直列接続し、760オームとして余裕を持たせていたのでしょう。
回路図も制作しておきました。写真の情報を元に作図いたしております。使用する2色LEDの足がアノードカソード独立型、アノードコモン、カソードコモンによって回路図が変わってきますが、基本的な考え方は同じです。
上のリンク記事でも記しておりますが、現在なら両ギャップレールに下記の商品を装着される方法がお手軽です(コストは高くなります)。
↓TOMIXさん「踏板型方向指示LED」
https://www.tomytec.co.jp/tomix/products/n/0112.html
ただ、上記製品はLEDの色が黄色と緑ですので、例えばLEDは青と赤が良いというような場合は、自作で・・・という事になりますね。
今回の自作LED付き両ギャップレールは過去に、制作余剰分をネットオークションに出品した事もあります。需要があれば再び制作を承ってみるのも良いかも知れませんね・・・ただ、写真の2色チップLEDが入手できればですが(苦笑)。
秋月電子通商様のWebサイトで、2色のチップLEDを探してみました。
2色チップLED(赤・黄緑) 3025サイズ SEC2764C (20個入)
http://akizukidenshi.com/catalog/g/gI-02548/
高輝度2色(赤/青)チップLED 3025サイズ SML-024UBT (20個入)
http://akizukidenshi.com/catalog/g/gI-09437/
現在なら、「青と赤」という組み合わせも選択できて良さそうですね。
2色LEDの保護抵抗を共有する場合、耐電圧の低い方に合わせる必要があります。
2色LEDの保護抵抗を別々にすると、耐電圧の高い方の輝度をより明るく出来ます。
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LED製品を秋月電子通商様のWebサイトで眺めていたら、無極性のLEDも有るのですね。
無極性5mm白色LED OSWWD25112A (10個入)
http://akizukidenshi.com/catalog/g/gI-10828/
上記製品ページに「Nゲージの室内灯等に。」と記されているあたり、無極性のLEDは鉄道模型で高い需要がある事が伺えます。
WebSite : ななついろひととき
http://nanatsuiro.my.coocan.jp/
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