初心者にもお勧め!レイアウトが複線の場合、ダブルクロスオーバーポイントがほしくなります。しかし、このポイントは便利である反面、見た目からは見えない闇もございます。
先日、当方の固定式レイアウト紹介動画
【鉄道模型】レイアウト紹介1!TOMIXさんを選んで良かった事/トワイライトエクスプレス 瑞風、ななつ星in九州【走行動画】
YouTubeさんで視聴
でもお話しておりますとおり、ダブルクロスオーバーポイントレールをテーマに、次回の動画用シナリオを検討しております。
走行動画の制作において、列車が走行している場面を撮影して、そのまま投稿・・・という方法がお手軽なのですが、それだけでは、なかなか見てもらえない事が分かってきました。
動画はテーマを設けて制作に挑む事が、結果的に訴求力を生む事になると思います。
今回のテーマは、当方の固定式レイアウトのレイアウト設計時から配置していた「ダブルクロスオーバーポイントレール」にいたします。
「ダブルクロスオーバーポイントレール」は、名前も見た目も結構複雑な形状の線路で、別名「シーサースクロッシングレール」や「両渡り線」とも呼ばれており、分岐マニア(ポイントマニア)には堪らない線路でしょう。
鉄道模型のレールとしても、かなり大型で高価格のレール製品と言えます。TOMIXさん、KATOさん、それぞれから製品化されています。
TOMIX:電動ポイントN-PX280(F)
https://www.tomytec.co.jp/tomix/products/n/1247.html
KATO:複線両渡りポイント(品番:20-210)
https://www.katomodels.com/product/n/unitrack_point
複線のレイアウトは、列車2編成を個別に運転操作できますが、その2編成を入れ替えたい(内回り線と外回り線を走行する列車を入れ替えたい)と思う事もあるでしょう。
もし、そう思われない場合は「ダブルクロスオーバーポイントレール」は、レイアウトに不要です。
「内回りと外回りの列車入れ替えを、直接自分の手で行なえばいい」
・・・というような方も「ダブルクロスオーバーポイントレール」は不要です。
「複線だけど、1編成しか持っていないから・・・」←なぜ複線にした?
運転操作のみで、列車に手を触れる事無く、内回りと外回りの列車入れ替えを行なおうと思った時に「ダブルクロスオーバーポイントレール」が必要になります。
複線を走る列車の入れ替えには、基本的なポイントレールを2個使用する「片渡り線」という方法もございますが、これは列車を渡らせる方向が1方向に限定されますので、渡らせる運転操作が「もどかしい」と思うこともあるでしょう。
「その『もどかしさ』が良いのでは?」
ごもっともですが、それは「ダブルクロスオーバーポイントレール」でも、自分で渡らせる方向に制限を設ければ良いでしょう。
さて、TOMIXさんの「ダブルクロスオーバーポイントレール」は、線路の中央でギャップ(電気的な区切り)が設けられております。これは、ポイントの切換方向に関係なく分断されております。このポイントレールの内部は、恐らく切換によって通電方向を変える部品が使われていないと思いますので、見た目は複雑ですが、結構メンテナンスフリーな製品だと思います。実際、当方のダブルクロスポイントレールは、一度も切換不良や通電不良のトラブルを起こした事がありません。従って、内部も一度も分解しておりません(もちろん個体差はあると思います)。
TOMIXさんのポイントレールは切換不良や通電不良に悩まされる事が多いのですが、「ダブルクロスオーバーポイントレール」に関しては、あまりそういう情報も見かけませんので、見た目は複雑ですが、初心者様にもお勧めできる製品だと思います!
ただ、初心者にお勧めであっても、その特性はしっかりと理解しなければなりません。これは、初心者の時こそ、知っておいてほしいのです。
今回の記事の画像で、図面は、ダブルクロスポイントレールを用いた複線レイアウトです。
丸番1のレイアウトで、「P」の箇所にD.C.フィーダー(線路に給電する部品)を設けた場合、赤枠内の箇所までしか電気が流れません。この特性を理解した上で、丸番2の複線エンドレスのレイアウトは、どこにD.C.フィーダーを設けるべきでしょうか?
私が良い思う回答は、明日投稿させて頂きたく思います。
WebSite : ななついろひととき
http://nanatsuiro.my.coocan.jp/
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