テンダー側にも希望の光をっ!…単に私の希望です!今回の主役はテンダー(炭水車)です。
先日、KATOさんの蒸気機関車「8620 東北仕様」の下記レビュー動画で「テンダー側のライトが点かない仕様なのが心残り」という事をお話しました。
【鉄道模型】KATO「8620 東北仕様」を色々検証しました/車掌車「ワフ29500」の8連走行も収録!【レビュー走行動画】
YouTubeさんで視聴
テンダーを分解してみると、ライトのレンズは、導光も出来ており、恐らくKATOさん純正のテンダー用ライトユニットが装備できそうな印象です。
KATOさんの「C56 小海線(品番:2020-1)」で使われているライトユニットが使えるかも知れません(未確認)。
しかし、「C56 小海線」のテンダーライト基板を使ってしまうと、そっちのテンダーが光らなくなるので、KATOさん純正ライトユニットを購入するか、自作するかの二択です。
あ、「テンダーのヘッドライト装備を諦める」を含めると三択です!
ここまで記しておいて「諦める」という選択は無いです。
純正のライトユニットを買って装備・・・というのも記事として面白みが無い。
・・・という事で、自作の一択です!
幸い、まだ電球色LEDや抵抗部品はたくさん余っておりますので、この中から使えそうな部品を選びます。
テンダーの構造を良く見て、なるべく両面テープや接着剤を使わず、車両への加工(削ったりして元の状態に戻せなくなる意)も行なわない方法で検討します。
何か問題が発生した時、元の状態に戻せる設計ができるかという事から考えるのは、加工、改造を行なう心得として大切です。その理由は、失敗しても別の方法で再検討が出来るからです。
テンダーの後方はウエイトが無く、隙間があるようです。ここにLEDが収まりそうですが、φ3mmの砲弾型LEDは、足の曲げ加工も含めると、スペース的に厳しそうです。
3020サイズのチップLEDと、小型の抵抗(470オーム)を、空中配線で組み合わせれば、スペース内に収める事ができそうです。
抵抗の足を曲げ、チップLEDとハンダ付けし、自作LEDモジュールの完成です(写真右上)。とてもシンプルな構造ですが、足の曲げ方は、ひと工夫が必要です。
絶縁テープを使用しない方法で設計します。プラス側は抵抗を、マイナス側は抵抗が付いていない足をチップLEDにハンダ付けします。
マイナス側の足を「シケイン形状」に折り曲げて後方から力を加えた時にその「シケイン」がウエイトに当たり、チップLEDの電極が直接ウエイトに接触しないよう、またはショートしないように「シケインブロック」を設けます(シベロンブロックみたいだな)。
プラス側は、抵抗の樹脂部が正に抵抗してくれるので、そのままで大丈夫でした。
自作LEDモジュールを固定する際、テンダー側のウエイトに直接ハンダ付けする方法もございますが、上で記したように「元の状態に戻せる事」を意識して、ハンダ付けは行なわず、自作LEDモジュールの足をウエイトに巻き付けて固定しました。
写真左下、点灯確認で、眩しいくらいの光を放ってくれています!
最後にテンダーのボディーを被せます。ここで部品が干渉すると手戻りが発生しますが、この度は、特に問題も無くすんなりと元通りに組み戻せました。
写真、右下、テンダー側にも(私の)希望の光が灯りました!
すぐ下のナンバープレート取り付け穴からも光が見えておりますが、私はナンバープレートの類を一切付けない派ですので、これで完成です!
あ、でもこれ、推進運転させようとするとボイラー側の前面のダミーカプラーをアーノルドカプラー化しなければならないのか・・・面倒だな(ぉぃ)。
そう言えば、テンダー側のライトはコンデンサーを装備しておりませんが、TOMIXさんの常点灯コントローラー「N-DU101-CL」では、停車中のテンダーライト点灯は難しいようです。
従いまして、下記の記事、
2020.08.31.の記事
◆鉄道模型、KATOさん、蒸気機関車「8620 東北仕様」です!
で、
『恐らく、中にあるコンデンサーを取り外せば、停車中もライトが点灯するようになるのではないかと思っております。』
・・・と、記しておりますが、この度のテンダーヘッドライト追加後の挙動を見ると、ボイラー側のライトユニットのコンデンサーを取り外しても、常点灯にはならないかも知れません。ただ、ボイラー側はある程度走行速度にならないとヘッドライトが付かないのですが、テンダー側は走行と同時にライトが付くので、ボイラー側の純正ライト基板のコンデンサーを取り外せば、超スロー走行でのライト点灯が可能かも知れません。
もうひとつ、
『8620は特にヘッドライトも、電球色LEDのようですので、今の所、加工することは何もなさそうで~』
・・・と、記してました・・・OTL
この記事から、10日程度しか経過しておりません・・・まあ、先の事は分からないという事でしょう♪(こら)
お約束事ですが、分解や改造加工は自己責任です。本ブログ内の記事をご参考にされ、同様の事を行なわれた場合、当方はその責任を負えませんので十分ご留意くださいませ。
WebSite : ななついろひととき
http://nanatsuiro.my.coocan.jp/
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