カタログと言うよりも、ミュージアムの要素が強い印象です。
昨日(2020.11.18.)の記事で、TOMIXさんの台車について動画を投稿いたしました。
【鉄道模型】TOMIX 新旧集電台車比較! それぞれの長所と短所とは…/キハ58系 砂丘 よしの川【走行動画】
YouTubeさんで視聴
上記動画制作の参考資料として、TOMIXさんの昔のカタログ「TOMIX CATALOG 2004-2005」を引っ張り出してきたので、なんとなく眺めておりました。
この時代に、集電台車の仕様変更がありましたが、まだ、オプショナルパーツとして「新集電システム」の部品は掲載されていなかったようです。
「旧集電台車(従来の集電システム台車)」の方が、集電能力が高い事は、上の動画でお話しておりますので、「新集電台車」の製品を旧集電化する利点はありそうです。ただし、転がり抵抗が大きくなるので、レイアウトの勾配を上れる程度の編成に限った方が良いでしょう。
では、手持ちの「新集電台車」の車両を「旧集電台車」化するかと問われたら、今の所その予定はございません。
まず、旧集電台車用の集電部品「JS21」と「JS06」
の適正価格(定価以下)での入手が難しく、もし入手できたら、まだ室内灯を装備させていない旧集電台車の車両に組み込む事を優先するためです。
従いまして、
・手持ちの全ての旧集電台車の車両に室内灯を装備
・旧集電部品を十分に入手
・新集電台車の室内灯の瞬きがメンテナンス実施で改善されない
・当方の固定式レイアウトの勾配を無理なく上れる編成長(6両くらいまで)
・十分な作業時間
上記の条件を全て満たさなければ、旧集電台車化は行なえないでしょう。
このカタログ時代の「室内照明ユニット」には集電部品も付属していたようですが、現在は付属されておらず、旧集電台車の車両への室内灯装備は、純正品であっても行ないにくくなったと思います。
私は、自作テープLED室内灯を装備させており、純正の室内照明ユニットは殆ど持っておりません。
集電部品は、現在も入手困難なのですが、それよりも車両の方が顕著で「ほしくても入手できない」という状態です。これは、このカタログが発売された時の状態でのお話です。
しかし、恐らく、現在の最新版のカタログを入手し、そこに掲載されている車両についても、いつでも購入できるかと言うと、そうではないと思います。
この事は、以前にも以下の記事で記しておりました。
2019.10.09.の記事
◇鉄道模型「カタログ」が機能していない?
これは、カタログと言うよりも、このような製品を発売してましたという「ミュージアム」のような印象を受けます。
有料のカタログ内に掲載されている車両の多くは、売り切れ状態で購入できないのは、鉄道模型を長く続けていらっしゃる方からすると、そんな物だと受け入れられますが、これから鉄道模型を始められる方は驚かれることでしょう。
カタログを見てほしい車両が決まったのに、いざ買おうとすると、模型店で売ってないとか、ネットで見つけても定価以上の価格だったりとかで、がっかりされるかも知れません。
鉄道模型は、色々な意味で、忍耐力も鍛えられる趣味だと思います(苦笑)。
WebSite : ななついろひととき
http://nanatsuiro.my.coocan.jp/
コメント