◆鉄道模型、意外と扱いが難しい30度分岐ポイント、脱線のリスクを回避するには?回答例

鉄道模型、レイアウト

なるべくポイントレール同士でのS字を設けず、ポイントレールの前後は緩やかな曲線で設計する考え方が大切です。

昨日(2021.02.28.)の記事
◆鉄道模型、意外と扱いが難しい30度分岐ポイント、脱線のリスクを回避するには?

で、記しました、脱線リスクの回避例です。

ポイントレールを用いてヤードを組まれる場合、既に余っているポイントを利用する場合は、それを活用しない手は無いですが、新たにレイアウトを設計し、それに合わせてポイントレールを入手される場合は、極力、脱線のリスクを回避する事が、後々のストレス度に関わってまいります。

また、以下の動画でお話しておりますように、電圧降下対策も意識されておく方が賢明です。

【鉄道模型】実は非効率!こんなヤードを組んでませんか?「わたらせ渓谷鐵道 WKT-500形」の室内灯の光が電圧降下で偏る!【検証走行動画】
YouTubeさんで視聴

今回の記事画像の脱線リスク回避の回答例は、「Y字ポイント」を連続で繋げている箇所を基本的なポイントに置き換えて、脱線のリスクを回避しております。

特に、Y字ポイントを連続で用いているヤードの上側(上から2本目の枝線)へ車両を進入させると、脱線のリスクが高いです。この理由は、車両の両方の台車がひとつのカーブ内に収まらないS字で、さらにトングレールの上を走行させる事になり、車体が捻られる事になる為です。

特に、KATOさんの振り子機能付きの車両「E351系 スーパーあずさ(品番:10-1342/10-1343)」を、Y字ポイントが連続するS字を走行させると、脱線する様子が目に浮かんでまいります(苦笑)。

従いまして、Y字ポイントを連続で使っている例のように、「駅を置きたい」等の理由が無い限り、回答例の組まれ方をお勧めいたします。

回答例では、車両の両方の台車がひとつのカーブ内に収まらない区間はS字を回避し、少しでも脱線のリスクを減らしております。この箇所以外は20m級の車両の両方の台車がひとつの曲線の中に収まります。

私は、現在の固定式レイアウトの設計を行った当初(鉄道模型を始めた頃)は、ヤードの本数と、車両収容数ばかりに気を取られておりました。

現在は、ポイントが重なるヤードや、その他のポイント密集地帯を見ると、脱線のリスクが高い場所が無いかという所から考えるようになりました。

皆様も、脱線のリスクを回避し、車両に優しく、快適な運転が楽しめるレイアウト設計を考え、目指してみませんか?

WebSite : ななついろひととき
http://nanatsuiro.my.coocan.jp/

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