TOMIXさんのポイントは、新品であっても切換不良(不転換)や、通電不良(不通電)の可能性がある為、レイアウトに固定する前に分解メンテナンスを行っておくべきでしょう!
私の固定式レイアウトの「ストレスポイント」となっている旧製品のポイントレールを、現行製品に置き換えようと思い、注文していた「電動合成枕木ポイント」が手元に届きました。
「ストレスポイント」に関しましては、以下の動画で、お話しいたしております。
【鉄道模型】レイアウトのストレスポイントとは?/KATO 8620形 蒸気機関車/ナレーター:VTuber 水風七夏(バーチャルYouTuber)【Live2D】【講座動画】
YouTubeさんで視聴
上の動画で取り上げている「ストレスポイント」は、ヤードの根元にあるので、車両を運転する上で、このポイントレールを通過できないのは結構痛いのです。
もし、この度入手した「電動合成枕木ポイント」でも、ストレス(特定の車両の脱線)が改善されなかったとしても、このポイントは、完全選択式である為、スプリングポイントとして機能し、旧製品のポイントで時折発生していた分岐側からの進入時に、ポイントが正しく切り換わっていなかった事によるショート停車事故を、防ぐ事ができるようになります。
私の固定式レイアウトの線路配置で、唯一、ポイントの分岐側から車両が進入し、ショート停車が発生するポイントレールで、これも一種のストレスです。
他のポイントレールは、2本対で使われていたり、ヤードで使用されていますので、切り換わっていない方の線路は基本的に給電されない為、ショート停車事故は発生しません。
・・・あ、リバース線の根元はショートしますが、ここは必ず車両走行時に意識しているところですので、さほど問題にはなりません。
・・・という事で、この度入手した「電動合成枕木ポイント」は、最初の動作状態を確認するまでもなく、分解メンテナンスを実施いたしました・・・要するに、新品であっても信用していないという事の現れです。
分解し、各接点をユニクリーナーでクリーニングし、接点グリス塗布を行ないました。
ただし、可動する通電部品は、クリーニングのみとし、接点グリスを塗布しないようにいたします。ここに接点グリスを塗布すると、通電性は上がりますが、不転換(切り換え不良)の原因になりますので、予め手動ポイントとして使う事が決まっている場合を除いては、可動部品に接点グリスを塗布してはなりません(重要)。
この電動ポイントは、16ボルト駆動化を行なった「ヤード専用ポイントスイッチ(6専用ポイントスイッチ)」で切り換えを行ないますので、標準状態よりも、可動部品の張力を少しだけ強めて、通電信頼性を上げて置きました。ヤードの根元の通電性はかなり重要で、根元が通電不良となると、その先の枝線は全滅です。
分解メンテナンス後は、切り換えと通電が問題なく行なえるかどうか、100回以上切り換えテストを行ないます。
通電の確認には「自作2色LED付きレール」を用いております。
「自作2色LED付きレール」は、以下の場所で販売している時がございます。
★販売ページは、以下のURLです!
https://auctions.yahoo.co.jp/seller/fru_tm3
自作2色LED付きレール(青・赤)2本セット/ファイントラック標準枕木
自作2色LED付きレール(緑・赤)2本セット/ファイントラック標準枕木
100回以上切り換えて、問題なく動作したら、次はポイントレールを超スローで切り換え、中の可動導電部品が動いている最中に、通電が途切れる事が無いかを確認します。ポイントレールをゆっくり切り換えている途中で、「自作2色LED付きレール」が瞬くようでは、近い将来、通電不良が待っているでしょう。
スロー切り換えも、50回ほど確認し、問題なければ合格です。
これで、ようやく固定式レイアウトに施設できる状態となります。
TOMIXさんのポイントレールに信頼性があれば、このような事を行なわなくて済むので、ホントなんとかしてほしいと思っております(結構な時間を持ってゆかれます)。
固定式レイアウトからポイントレールを外すのは億劫なのですが、頃合をみて、実施履行いたしたく思います。
WebSite : ななついろひととき
http://nanatsuiro.my.coocan.jp/
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