◇鉄道模型、TOMIX「EF210-300」車輪ゴム非装備の珍しい機関車(走行動画あり)

鉄道模型、動画

走行動画ありの記事です!車輪ゴム非装備車の牽引力は?

TOMIXさんの「EF210-300(品番:9143)」は、機関車でありながらトラクションタイヤ(車輪ゴム)非装備の珍しい製品です。

EF210-300の実車では貨物編成最後尾連結され、後押し運転される事がその理由です。鉄道模型では先頭を走る機関車にトラクションタイヤが装備されている場合、後押し機関車にもトラクションタイヤが装備されていると、機関車同士の個体速度差によって編成に張力/圧迫力の変化が発生し、脱線する可能性があります。
「EF210-300」の取扱説明書には、単独での牽引力は他の機関車よりも弱くなっていると記されております(画像の赤線箇所)。

・・・となると、どのくらい牽引力があるのか試してみたくなるのが、人の心と言うものです(苦笑)。

・・・という事で、当方所有の編成で最も長編成を誇る「翠碧色の虹」のフル積載コンテナ貨車(16両+車掌車)を「EF210-300」単機で牽引して頂きました。
勾配は、当方レイアウトで最もキツイ「R243」をTOMIXさんの標準橋脚間隔(曲線22.5度ごとに橋脚ひとつ)で、同社のDE10(トラクションタイヤ有り)では、フル積載コンテナ貨車(16両+車掌車)を単機牽引で登る事はできませんでした。

トラクションタイヤが無いと車輪が空転するだろうと思っておりましたが、結果は・・・
【鉄道模型】TOMIX 車輪ゴム非装備車のEF210-300で長編成コンテナ牽引【走行動画】
YouTubeさんで視聴

・・・当方の予想とは異なり、多少速度は落ちるものの、普通に勾配を上りきりました!
念のため、当方レイアウトで直線区間の勾配も走行させてみましたが、何の問題もなく上っております。

・・・という事は、勾配を上れる機関車は、トラクションタイヤが無い方が色々と有利であるという答えに辿り着きます。

集電出来る車輪が2つ多くなる事や、線路への車輪ゴムによる汚れ付着防止・・・思ってもみなかった結果に、他の車両もトラクションタイヤを撤去(実際は車輪の交換)を試してみたくなってきました(苦笑)。

元々、勾配の無いレイアウトの走行に限定する場合、トラクションタイヤは無い方が良い事は分かりきっておりました。

鉄道模型を楽しんでいる期間がそれなりに長いのに、今回のような事実結果を知らなかったのは、まだまだ驚きが残っているのだなと思いました。

結果、「EF210-300(品番:9143)」は、素晴らしい製品です!さらにテールライトも光る機関車ですので、推進運転大好き派の方にもお勧めです!

以下、拙作小説「翠碧色の虹」の紹介

「翠碧色の虹」の物語は完結いたしております!
小説の世界で鉄道、及び鉄道模型のお話も少し取り入れております。どうぞよろしくお願い申しあげます!

WebSite : ななついろひととき
http://nanatsuiro.my.coocan.jp/

コメント

  1. T.MONDEN より:

    コメントありがとうございます!
    さざなみ 様
    いつも当ブログ記事をお読みくださりお礼申し上げます!
    今回の結果、TOMIXさんのEF210-300の牽引力には驚かされております。上れない様子の写真を撮影して記事を書く予定でしたが、普通に上りましたので急遽、動画化しました(苦笑)。トラクションタイヤ装備にもかかわらず、同じ勾配を上れない機関車もありますので興味深いです。推進運転でも上ってくれる事を確認しております。実車同様、殿としても頼もしい機関車だと思います!

  2. さざなみ より:

    T.MONDEN様
    T社のEF210はトラクションタイヤ無くても17両単機で牽引力があるんですね。坂がある勾配レイアウト登れるといいよね。凄いなぁ。いつか推進運転でも検証してみてくださいね。K社の機関車や電車はトラクションタイヤ外しにくいのでスピード差に気を付けて重連しております(笑)

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