TOMIXさんのDE10のような小型の機関車は、重量も軽い為、大型の機関車と比べると牽引力が弱いです。それは分かりきっている事であり、メーカーさんも「補助ウエイト」を用意してくれております。DE10に補助ウエイトを搭載すると、牽引力は上がりますが、窓の中が詰まってしまいます。
写真はTOMIXさんのDE10に同社の貨車「レ12000」を10両、最後尾に車掌車の「ヨ8000」を連結した編成ですが、当方の固定式レイアウトでの碓氷峠(最も急でカーブもきつい上り勾配)を上ってくれません(時々頑張って上ってくれる時もあります)。
このような場合、機関車に手を加えたくなければ、重連編成化や補助機関車を最後尾に連結する方法もあります。しかし、単機でなんとかならないでしょうか?
「補助ウエイト」を使うと窓の中が埋まってしまう事は既に記しましたので、逆の発想で「貨車のウエイトを撤去する」方法を試してみました。
TOMIXさんの二軸貨車「レ12000(品番:2734)」を分解してみると、写真の左下のように「ウエイト」が入っています。このウエイトはボディ底のツメで引っ掛けて固定しているだけですので、簡単に取り外せます。
ついでに同社の「コム1(品番:2718)」も分解してみると、写真の右下のようにウエイトが入っており、同様にウエイトを撤去する事で軽量化が可能です。
車掌車の「ヨ8000」の旧製品にもウエイトが入っていますが、これは、テールライト装備車であり、車体をレールに押し付ける力が弱くなるとテールライト点滅の原因となる為、ウエイトは撤去しておりません。
「レ12000」のウエイトを撤去すると、上れなかった勾配を問題なく上ってくれるようになりました。
では、最初から「レ12000」にウエイトは不要なのでは?
・・・と思われるかも知れませんが、車体が軽くなると・・・
こういう事が起こる可能性が高くなります(苦笑)。
カーブ区間走行中に、何らかの原因で、最後尾付近の車両に走行抵抗がかかると、編成全体が内側に横転します。
・・・これ、プラレールでよく発生していた事を思い出しました(苦笑)。
走らせるレイアウトによって、車両のウエイトを撤去するかどうかをその都度ご検討されると良いと思います。
WebSite : ななついろひととき
http://nanatsuiro.my.coocan.jp/
コメント
コメントありがとうございます!
さざなみ 様
車両のウエイトを撤去すると、勾配を上れるようになりましたが、走行安定性は落ちてしまいます。ポイントレールを通過する時の車体の揺れも大きくなります。
トラス鉄橋は、個人的に赤いイメージが強かったりしますので、この色を選択しております♪
T.MONDEN様
ウエイト取り外す発想はなかったです。難しい選択になりそうですね。
レイアウトの赤いトラス鉄橋いいし複線踏切は音の種類選択できるしいいですね。