◆鉄道模型、固定式レイアウトの紹介(2020年5月時)

鉄道模型、レイアウト

ある程度、図面と現物は合っているようです。

勾配区間が大きく図面とズレてくるのは、図面が平行投影で、写真は透視投影になるからでしょう。

本記事は、以前に投稿した「◆鉄道模型「レイアウト」の紹介」の更新/改訂記事です。

写真は、当方所有の固定式レイアウト(2020年5月撮影)です。

レールシステムはTOMIXさんです。私がTOMIXさんのレールシステムを選んだ理由に関しましては、

2019.10.16.の記事
◇鉄道模型 TOMIX と KATO どちらで始めますか?

に記させて頂いております。

固定式レイアウトの設計図(2020年5月時)

上の画像は、「鉄道模型趣味レーター(VRM)」で作成したレイアウト図面で、この図面を参考にレイアウトを制作しております。

レイアウトの構成(線路色の意味)は、

緑色:内回り本線と、待避線1本
青色:内回り線ヤード
橙色:内回り線ヤード兼、リバース線
紫色:ターンテーブル(転車台)と枝線
水色:外回り本線と、待避線1本
黄色:外回り線ヤード兼、独立最外周本線
桃色:外回り線ヤード兼、車両送り込み線
赤色:メンテナンス用分岐線

・・・となります。

この度のレイアウト変更は、外回り線の駅に待避線を1本追加し、4線式外退避駅(有効長10両)とする事です。外回り線の待避線側に対向式ホーム(有効長5両)も設けておりますが、これは恐らく最初に購入した1個目の「ストラクチャーセット(品番:4200)」に付属していた駅を置いたのだと思います。また、レイアウト本線の左側に「5灯式信号機」も追加しました。

本線は、8字+小判型の複線エンドレスです。
内回り線は、待避線1本と、ヤード3本、ヤード兼リバース線を有しております。
外回り線は、待避線1本と、ヤード兼、独立外周エンドレス本線、メンテナンス用分岐線、外回り線ヤード兼、車両送り込み線の構成となっております。

レイアウトとしては、TOMIXさんのカタログにも載っていたレイアウトプラン図を、発展させた形です。

このレイアウトの特徴は、ターンテーブルを経由するリバース線を設けている事で、多くの一般的なレイアウトでは、ターンテーブル内を長編成の列車が通過する事は出来ないようになっています。元々ターンテーブルは、蒸気機関車の方向を変える事が主目的ですので、長編成の列車が通過するのは現実的ではありません。なぜこうなってしまったのかは、リバース線を後から追加した為で、この箇所しか設ける場所がありませんでした。

「リバース線」とは、列車の編成方向そのものを反転させる特徴を持った線路配置の事を言います。以下の動画、(01:05)辺りで、リバース線に入った列車の編成の向きが反転する様子が伝わるかと思います。

【鉄道模型】翠碧色の虹/オリジナル列車【走行動画】2
YouTubeさんで視聴

長編成の列車を機関車が牽引する編成で、編成全体の方向を変えようとすると、リバース線やデルタ線が無い場合は、レイアウトに置きなおす事になります。これが結構面倒で、気軽に編成全体の方向を変える為に、リバース線は威力を発揮します。
ただ、リバース線が内回り線にある為、外回り線の編成全体の方向を変える場合は、内回り線の列車をホームやヤードに停める必要があります。その為、内回り線のみカーブポイントを用いた駅に停車させる構成となっておりました。

最外周の本線の赤色の箇所はクリーニングレールを設置しており、車両の車輪のクリーニングを行なう時に使用します。レイアウトを設計した時は、ポイントレールの選択機能を利用して、分岐側に切り替えた時にクリーニングレールの動作も開始するようにいたしました。しかし、実際はクリーニングレールの動作音がかなり大きい為、ポイントを切り替えてもクリーニングレールは動作しない状態(スイッチをオフ)となっております。

以前は内回り線の列車を最外周の本線へ送ろうとした時、外回り線の列車を内回り線の待避線かヤードへ送る必要がありましたが、この度のレイアウト更新で、外回り線にも待避線を1本追加しましたので、内回り線の列車を直接最外周の本線へ送る事が出来るようになり、煩わしさが解消されました。

レイアウト全体としては、直線が多く、長編成がくねるような箇所が無いのが心残りですが、それは、ダブルクロスや、ダブルスリップ、そして上に記したメンテナンス線をクリーニングレールの動作をオフにした状態で列車を走らせ「くねり走行」を楽しんでおります♪

私は、列車の運転そのものを楽しむ為に、色々な要素をレイアウト詰め込みましたが、今思うと、デュアルキャブコントロールの方が、より運転を楽しめたかなと思います(レイアウト設計時、デュアルキャブコントロールの存在を知りませんでした)。他には、デジタル・コマンド・コントロールや、TOMIXさんからTNOS(閉塞制御、自動運転システム)も発売されましたが、今からですと大掛かり過ぎです・・・OTL

レイアウト上に、7編成くらい配置し、そのうち最大3編成を同時に独立して走行させる事が出来るレイアウトです。

尚、現状は運転本位で考えている為、ストラクチャー類は簡素なままです。

このレイアウトの問題点は、「内回り線ヤード」にポイントレールを連続で繋いでしまった事で、「電圧降下」が大きくなる事です。
また、TOMIXさんのポイントレールは不転換を良く起こすので、固定式レイアウトにあまり沢山ポイントレールを配置すると、機能の維持が大変だという事です・・・これは、レイアウト設計とは別の問題です。

皆様は、ご制作されたレイアウトに対して、どのような「こだわり」をお持ちでしょうか?

WebSite : ななついろひととき
http://nanatsuiro.my.coocan.jp/

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