◆鉄道模型、TOMIXさんとKATOさんの「C11」は、目的によって評価が変わります。

鉄道模型、全般記事

どっちが良いかという事を決める必要はございません。

写真は、TOMIXさんの「C11-325(品番:2643)」と、KATOさんの「C11(品番:2021)」です。

昨日(2021.04.20.)の記事、
◆鉄道模型、TOMIXさんとKATOさんで、同じ機関車が競作となった場合、TOMIXさんを選ぶ事が多い理由が、この辺りにあると言えます

で、記しました同じ機関車の競作で、どちらを選ぶかという件に関しまして、私はまず「選べる事に感謝」いたします。

「C11形 蒸気機関車」に関しては、選ぶと言うよりも、競作となる事を知った時点で両方入手すると決めました。

まあ、その理由は、拙作小説「翠碧色の虹」のシナリオで、実車のC11と鉄道模型のC11を登場させる場面が合ったからと言う・・・「そんな理由でかよっ!」と言われてもおかしくないでしょう・・・OTL

実際に2社C11を手にしてみると、それぞれのメーカーの方向性や、製品設計で目指す所の違いがよく現れていると思います。

このふたつの機関車は、以下の動画「スローラン・グランプリ」で登場いたしております。

【鉄道模型】スローラン・グランプリ/史上最低速の戦い【機関車限定】
YouTubeさんで視聴

上の動画で分かるように、走行性能に関しましては、圧倒的にKATOさんの方が優れております。フライホイールの効果も、KATOさんの方が効いています。
TOMIXさんの方は、走行性能は並み以下で、特にポイントレールでは通電が途絶えて、停車してしまいます。

つまり、「走らせる事」を主目的とすると、KATOさんの方がストレスを抱える事が少ないでしょう。

しかし、「模型を写真で撮影する事」を主目的とすると、状況が変わってきます。ターンテーブルの上に乗せて、ヘッドライトが点灯した状態で写真を撮影しようとすると、TOMIXさんの方は常点灯に対応している為、特に問題なく撮影できますが、KATOさんの方は、どんなに微調整しても、停車中にライトを点灯させる事はできません。

KATOさんの動力車は、常点灯に対応していない製品が多いので、ライトを点灯させた状態での写真撮影はストレスを抱えます。

「走行中、ライトが光っている状態を撮影すれば良いのでは?」

という、ご意見もあるでしょう。
しかし、走行中に鮮明な写真を撮影する為には、シャッター速度を上げなければならず、そのためにISO感度を上げると、ノイズの多い写真となってしまいます。

また、記事写真のように、ターンテーブル(転車台)の上でヘッドライトを点灯させた状態で転向台を回転させるという事を行う為には常点灯に対応していなければなりません。

常点灯を売りのひとつにしているTOMIXさんのC11は、機関車本体に常点灯調整用の半固定ボリュームが搭載されているほどです。

お互いの欠点を補う製品が出てきたら万能なのですけど、長所と短所は、光と影の様な関係で、それが個性になっていると思います。

迷ったら、ふたつとも入手して、それぞれの短所を補う使い方が、鉄道模型を楽しむと言う最も基本的な事に繋がるのではないでしょうか?

WebSite : ななついろひととき
http://nanatsuiro.my.coocan.jp/

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