◆鉄道模型、写真のポイントコントロールボックス接続の問題点とは?(回答編)

鉄道模型、全般記事

鉄道模型、TOMIXさんのポイントレールが切り替わらないっ!?
見落とされがちな点…ある方法で改善するかも知れません

「質問編」の画像で問題点の回答は「08」「09」のポイントコントロールボックスの位置(接続順)です。

「回答編」画像のように「03」と「04」の間に「08」「09」を配置する方が良いでしょう。

私がTOMIXさんのレールシステムを選んだひとつに「2つのポイントレールを同時に切り替えられる事」が挙げられます。他の理由は、下記記事をご参照願います。

◇鉄道模型 TOMIX と KATO どちらで始めますか?

TOMIXさんのポイントレールは「2つのポイントレールを同時に切り替えられる」という優れた特徴があるのに、切り替えが上手く出来ない事があります。ポイントレールの切り替え動作に必要な電気エネルギーは、ポイントレール内部のメカ(駆動コイルと永久磁石)を確実に動作させれるほどの力が足りていない感があり、特に2のポイントレールを同時に切り替える「ポイントコントロールボックスN-W」を使用した場合、片方のポイントが切り替わらないという事があります。TOMIXさんのポイントは12ボルトの直流を電解コンデンサーに蓄えて使用しているようですが、電解コンデンサーの容量が足りないのか、電圧が足りないのか・・・。現在は24ボルト仕様の「TCSハイパワーポイント電源N」が発売されております。

今回の紹介商品(TOMIXさん公式サイト)
↓ポイントコントロールボックスN-W
https://www.tomytec.co.jp/tomix/products/n/5532.html
↓ポイントコントロールボックスN-S
https://www.tomytec.co.jp/tomix/products/n/5531.html
↓TCSハイパワーポイント電源N
https://www.tomytec.co.jp/tomix/products/n/5529.html

この「TCSハイパワーポイント電源N」をご購入される前に試してほしい事があります。
それは、

1.「ポイントコントロールボックスN-W」は、パワーユニットの近くなるように接続する
2.「ポイントコントロールボックス」の接点をクリーニングする

ポイントコントロールボックスは、パワーユニットの横にいくつも接続できますが、パワーユニットから遠くなるほど電圧降下の影響を受けます。ポイントコントロールボックスの電気的接点をクリーニングする事で、ポイントの駆動コイルに少しでも高い電圧を届けられるようになり、動作が最善されると思います。

そして、2つのポイントを同時に切り替えられる「ポイントコントロールボックスN-W」をパワーユニットの近い位置に配置するのも、電圧降下対策です。
「ポイントコントロールボックスN-W」の方が「ポイントコントロールボックスN-S」よりも多くの電力を要求しますので、電圧降下が最も発生しにくいパワーユニットの近くに優先して接続します。
「ポイントコントロールボックスN-W」にひとつしかポイントを接続しない場合は、「ポイントコントロールボックスN-S」と差が無いかも知れませんが、それでも将来の拡張を考えると「ポイントコントロールボックスN-W」をパワーユニットの近くに優先して接続しておいた方が良いでしょう。

もし、「ポイントコントロールボックスN-W」が複数ある場合で、どちらかが上手く作動しない場合は、上手く作動しない「ポイントコントロールボックスN-W」をパワーユニットのすぐ隣に接続します。

上記の方法でも上手くゆかない場合、「TCSハイパワーポイント電源N」の導入をご検討なされるか、ポイントレールの分解メンテナンスを試みるか・・・です。

Web上で車両のメンテナンスに関しては星の数ほど解説情報がございますが、ポイントレール・・・いえ、ポイントコントロールボックスのメンテナンスに関してはあまり話題に上がっていないようですので、今回の話題といたしました。

ちなみに、「回答編」画像もまだ隙があって、「01」のポイントを「09」の左に配置し、ユニバーサルスイッチボックスは「01」の左に配置するのが良いでしょう。

現状の「回答編」画像の配置で全てのポイントが問題なく切り替わりますので、この状態となっておりますが、「質問編」画像の配置では「08」「09」に接続されたポイントレールが上手く切り替わらない事がありました。

皆様は、どのように思われますでしょうか?

私は「列車が好き」な訳で別に「ポイントコントロールボックスが好き」ではないですけど、列車を支える部品も時々はメンテナンスを行なってあげたいですね♪

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