◆鉄道模型、ターンテーブル(転車台)の有るレイアウトについて考える

鉄道模型、レイアウト

ターンテーブルが入り組んだ先にあるのは、理由があるのでしょうか?

図面は「鉄道模型シミュレーター(VRM)」で制作したレイアウト図面です。

この図面は、TOMIXさんの公式レイアウトプランのひとつで、「ターンテーブルの有るレイアウト」になります。

当方の固定式レイアウトの紹介動画、

【鉄道模型】レイアウト紹介1!TOMIXさんを選んで良かった事/トワイライトエクスプレス 瑞風、ななつ星in九州【走行動画】
YouTubeさんで視聴

【鉄道模型】レイアウト紹介2!ダブルクロスポイントに潜む闇/TOMIXさんの良い点/瑞風、ななつ星、山手線、はるか【走行動画】
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の第三弾として「ターンテーブル(転車台)」をテーマに制作検討いたしておりますが、私自身、ターンテーブルのレイアウトについて、知らない事が多く、その機能や役割りにいて、レイアウトプラン図から学ぼうとしております。

長距離を走行する列車は、始発駅から終着駅まで1台の機関車が牽引しているわけではなく、何度か機関車が交換されます。これは電化、非電化区間の違いや、直流と交流の違いで、それぞれ適した機関車が牽引を担当するからです。

ターンテーブルは、機関車の交換と、方向転換の2つの機能がございますが、方向転換が主たる機能でしょう。方向転換を要する機関車は、蒸気機関車であり、その為に用意されている施設なのだと思います。

蒸気機関車の方向転換を行なうという事は、終着駅か、そこで折り返す列車が存在する駅。方向転換を要しない電気機関車であっても、この駅で折り返す場合は、推進運転(機関車が客車を押す運転)は原則行なわれませんので、機関車をそれまで編成の最後尾だった場所へ付け替える「機回し」を行ないます。

このような事から、「ターンテーブルのある駅」というのは「機回し」の線路配置があるというのが自然でしょう。

その事を踏まえて、レイアウト図面を眺めると、確かに「機回し」が出来るように配慮されております。
しかし、蒸気機関車の折り返し運転を考えると、スイッチバックのように何度か折り返し運転を要さないとターンテーブルへは辿り着けません。これはレイアウトのスペース的な都合なのか、実物のターンテーブル現場では、この図のように入り組んでいる事が多いのか・・・。

私なら、左右どちら側からもターンテーブルに素直にアクセスできるようにレイアウトプランを考えてしまいますが、運転の「もどかしさ」を楽しむには、この図のレイアウトになるのかも知れません。

このレイアウト図面は右側に「カーブポイントレール」が1本使われており、左右一対で使わないとレイアウトが歪む傾向がある中、それほど大きな歪みが発生しないあたり、流石、レール規格を知り尽くされておられるなと思いました。

カーブポイントレールの単体での使用は扱いが難しく、このレイアウトでも微調整は行なっております。

もうひとつ、クロッシングレールの真下に「S99」が2本使われておりますが、若干長く、干渉しておりますが、実際は誤差の範囲で問題はございません。

現在でも、ターンテーブルで蒸気機関車が方向転換する場面は、イベント列車や観光列車で見られますので、機会を設けて実物を見てみるのも良いでしょう♪

WebSite : ななついろひととき
http://nanatsuiro.my.coocan.jp/

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