◆鉄道模型、カーブポイントを施設する前に・・・

鉄道模型、メンテナンス

TOMIXさんかKATOさんか・・・カーブポイントを使いたければTOMIXさんになりますが、TOMIXさんのポイントを使う場合、不転換(切り替わらない)と通電不良個体に当たる可能性は決して低くなく、それをメンテナンス(内部の集電部品の調整)で使える状態に自力で出来なければならないのが現実です。

新品を購入して、動作不良個体に当たった場合、初期不良として交換して頂くのが最も良い方法ですが、それによって今日、今すぐに使おうと思っていた計画が崩されてしまいます。
使用し始めて、二週間後くらいに不具合が発生し、初期不良交換ではなく修理扱いとなった場合は、数週間程度そのポイントレールが無い状態・・・「おあずけ」となります。レイアウトの本線に使用しているポイントだった場合、車両の走行に大きな制限が掛かります(往復運転ですか?)

とても残念で心苦しく申し上げにくいことですが、現在のTOMIXさんのポイントレールの信頼性は、それほど高くありません。値段は高価ですが、その値段と製品の耐久性/信頼性のバランスが取れていないように思えます。

標準では直流12Vで切り替えを行ないますが、直流24Vで切り替える「TCSハイパワーポイント電源N」が発売されている事を考えると、以降のパワーユニット新製品はポイント用として直流24V出力仕様にする方が良いと思います。

TOMIX:TCSハイパワーポイント電源N
https://www.tomytec.co.jp/tomix/products/n/5529.html

ポイントの不転換は、24Vでかなり改善されるかも知れませんが、駆動コイルへの負担は大きくなるので、12Vよりも耐久性は低くなると思います。
24Vでポイントの切り替えを高速に行なうと駆動コイルが焼き切れるかも知れません・・・まあ、切り替えに1秒以上間隔をあける事が説明書にも記載されており、それを守れば問題ないのでしょう・・・いえ、12Vでも守るべきことです。

しかし、通電不良は、内部の導電部品に依りますので、ここの調整が甘いと通電不良、辛いとそれが摩擦抵抗になり不転換となります。24V駆動の方が摩擦抵抗に強くなり安定動作する幅は強くなります。

さて、仕業検査の如く、新品であっても分解クリーニングを実施しなければ安心できないTOMIXさんのポイントレール郡・・・。

2019.11.07.の記事

◆鉄道模型、TOMIXさんのポイントレールは「固定式レイアウト泣かせ」

にも記したとおり、TOMIXさんのポイントレールは購入直後でも切り替わらない、通電しない、という事が結構起こります。
従いまして、私はTOMIXさんのポイントレールが新品であっても安定/確実に動作する製品であるとは思っておりません。勿論、個体差もあり、購入時から全く動作に問題の無い個体もありますが、上手く動作しない個体がある以上、新品購入であっても、そのままレイアウトに固定してしまう事はできません。レイアウトに固定した後、動作不良を確認すると・・・気が滅入ります。

ポイントを固定しない、いわゆる「お座敷レイアウト」なら、すぐに調整に・・・という事ではなく、そもそもそう簡単に動作不良とならないような製品であってほしいと願ってやみません。

この度、当方が購入したカーブポイントレールは、動作と通電に問題なかったのですが、「ポイントコントロールボックスN-W」でふたつ同時に切り替えると、ひとつが不転換を起こす事がありました。不転換を起こすポイントのみを接続して切り替えると、特に問題は無い事から、「ポイントコントロールボックスN-W」を使ってふたつのポイントを同時に切り替えるには、より切り替え摩擦抵抗が少なくなければならないのでしょう。

TOMIX:ポイントコントロールボックスN-W
https://www.tomytec.co.jp/tomix/products/n/5532.html

・・・で、この際なので、写真のように2個とも分解、クリーニング、2個同時切り替えが問題なく行なえるように内部の導電部品を調整、動作確認を行いました。今回も室内灯付き車掌車が大活躍です!(ぉぃ)

写真でポイントレールの裏面を見ると、基盤の色味(素材の透明度)が異なるようです。ロットの違いでしょうか?
改良や仕様変更で、より確実で信頼性の高い製品へと進化してくれる事を望みます。

WebSite : ななついろひととき
http://nanatsuiro.my.coocan.jp/

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