◆鉄道模型、車両の暴走を容認できますか?

鉄道模型、全般記事

鉄道模型の暴走(全開走行)を、私はお勧めいたしませんが、個人の自宅内で自己責任なら問題は無い(個人の自由という意)と思っております。
ただ、高速走行による脱線で自分の所有物以外を損傷させる可能性がある場合(レンタルレイアウトや、他の人の車両が走行しているような状況)は、暴走を行うべきではないでしょう。

高速走行を行なわなくとも車両が脱線し、自分の所有物以外の物を損傷させる可能性もございますが、暴走による脱線と比較すると、トラブルの解決は早くなるでしょう。

写真は当方の固定式レイアウトで、鉄道模型の暴走をスローシャッター撮影で再現したイメージで、実際に暴走させている訳ではございませんが、左上以外の写真を見て、危なっかしく、冷や冷やする印象を受けられたお方は、ご自身で暴走を行なわないお方だと思います。

車両を暴走させる事のメリットを考えると、「気分爽快」なのかも知れませんが、私は逆に、いつ脱線するか分からないという「ストレス」を覚えますので、何ひとつメリットはないです。

鉄道模型はミニ四駆のように「速度を求めるおもちゃ」とは異なりますし、高速走行中に脱線すると部品が破損する可能性も高いです。それほど頑丈には作られておりません。

そして、部品を破損すると、部位によってはとても高く修理費用がかかったり、場合によっては修理不能(メインボディを損傷し、部品の在庫が無く修理対応不可能という事は良くあるでしょう)になります。

2020.01.01.追記訂正と、お詫び
ミニ四駆は、速度を求めるおもちゃではなく、速度を求める模型であり、鉄道模型の暴走と同一に考えて記した事は不適切な表現でした。ここにお詫びと訂正をさせて頂きます。

鉄道模型は子供のおもちゃではないのですが、対象年齢で判断するよりも、大切に扱う心があるかどうかで、判断するべきでしょう。

個人的には、パワーユニット(コントローラー)に「電圧制限モード(最大出力を設定可能)」が備わっていると暴走を物理的に止める事が出来きて良いかなと思ったりします。その分コストが跳ね上がるでしょうから、私には不要な機能です。

年末年始、クリスマスプレゼントや、お年玉で初めて鉄道模型を所有なされるお子様もいらっしゃると思います(羨ましい!)。
鉄道模型は全開走行を楽しむものではないという事を、ぜひ最初に教えてあげてほしいと願っております。

皆様は、鉄道模型の全開走行(暴走)を容認できますか?

WebSite : ななついろひととき
http://nanatsuiro.my.coocan.jp/

コメント

  1. T.MONDEN より:

    コメントありがとうございます!
    デーブ・ホー 様

    明けまして、おめでとうございます。本年も、どうぞよろしくお願い申しあげます。

    実際に鉄道模型の暴走による脱線に巻き込まれた事があるのですね。
    暴走だけでは、なかなか注意まではできないと思います。暴走を行なっている側からすると、事故が起こらないと分からないかも知れません。

    ミニ四駆の件、ご指摘くださりありがとうございます。
    知らない側からすると、「スピードを求める事を楽しむおもちゃ」という認識を持ってしまいました。ミニ四駆の世界も鉄道模型と同様に様々なカスタム部品が販売されており、暴走ではなく「速さを求める模型」なのだという認識に改めさせて頂きます。記事本文も追記、訂正させて頂きます。

  2. デーブ・ホー より:

    Unknown
    明けまして新年のお慶びを申し上げます。本年もどうぞよろしくお願い致します。

    さて、表題のことについてですが、私は実際に貸しレイアウトにて、子供達の暴走した車両の事故に巻き込まれたことがあります。
    暴走に至った経緯は省略します。
    複々線の内側で起きた暴走によるカーブ脱線事故で、複々線の一番外側を走っていた私の貨物列車に脱線した車両が激突しました。
    当然、私の列車も吹き飛ばされて脱線します。
    この時一瞬かなり頭にきましたが、これに気付かれた子供達の御両親が真摯に謝られた為、冷静になり、子供達に、「貸しレイアウト屋さんはサーキットではない。他の方も走らせて楽しまれている。この方々の楽しみをぶち壊すようなことをしてはいけない。御迷惑をかけてしまうでしょ。今後は気を付けようね。」
    と、諭しました。
    しかしながら、今思えば、暴走が始まったときに注意しておけば良かったのです。そこは私のミスでした。

    私は暴走行為は容認できませんが、仰る通り個人の家でやる分には構わないと思います。自己責任ですからね。
    貸しレイアウト屋さんなどではまかりならんと思います。

    最後に一つ思うことがあります。
    途中でミニ四駆のお話がありました。私もそう、おもちゃだと思っていましたが、あれも一つの模型であり、おもちゃではないと今は思っています。
    コースを攻略するために、速度の調整、車の各種パーツのセッティングなど、実に頭を使うものだったのです。
    丁寧に作り上げられたマシンは素人目にも感動しました。

    少し気になったので補足として書かせていただきました。
    長文大変失礼致しました。

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