◆鉄道模型、TCS用電源ケーブルを自作してみた

鉄道模型、加工/改造等

自作…というよりも既製品の改造加工です。お約束ですが、改造/加工は自己責任です。

以前の記事、

◇鉄道模型、KATO 281系(はるか)室内灯装備車の走行動画です!
◆鉄道模型、115系(長野色)室内灯搭載車の走行動画です!
◇鉄道模型「ななつ星 in 九州」に室内灯を取り付けてみた♪(走行動画あり)

で、手持ちの鉄道模型の車両にいくつか室内灯を装備いたしました。室内灯は消費電力の少ないLEDですので、2動力車で12両編成でもパワーユニットの出力の範囲内(1.2A)を超える事は無いと思いますが、当方のレイアウトには自動踏切と、ターンテーブル、信号機が設置されており、これらが同時に電力を消費した場合、パワーユニットへの負担がかかるかも知れないと思いました。

一応、消費電力の大きい自動踏切とターンテーブルは、それぞれ別々のパワーユニットに接続しております。

TCS用の電源確保としては、もう1台パワーユニットを追加する事が安全なのですが、今回、余っていた汎用のACアダプターを見つけ、その仕様を見てみると・・・

直流定格:D.C.12V(2000mA)

と記されており、TCS出力として使える事が分かったので、これを使ってみる事にいたしました。電流も2000mA(2A)あり、十分です!

使用する部品を調達します(写真左上)。

・TCS用のコネクターとして「TCS電源延長コード」
・スイッチ付きのDCジャック

「TCS電源延長コード」は生産時期の違いでパッケージが異なりますが、中身の仕様は同じです。ACアダプターの容量に余裕があるので、出力コネクターを2分配させ、TCS用の機器が2つ接続できるようにいたします。

「スイッチ付きのDCジャック」は、文字通り「ON/OFF」のスイッチ機能を持たせると共に、ACアダプターのコネクター側に加工を施さなくて済むよう導入いたします。

まず、ACアダプターの電圧を測定します(写真右上)。ここで数値がよろしくない場合は、作業中止です・・・本来なら部品調達前に確認すべき事ですね(苦笑)。
測定電圧は「12.11V」で12Vよりも少し高いようです。

パワーユニットのTCS出力の電圧も確認しておきます(写真右下)。
測定電圧は「12.16V」なので、問題なく使える範囲でしょう。

部品のケーブルを切断します(写真左下)。
次にハンダ付けを行ないますが、これがなかなか思うように接合できず、難儀しました。

ハンダ付け後にACアダプターを接続し、2箇所あるそれぞれのTCS出力コネクターの電圧を測定します(写真左下)。

出力に問題が無ければ、これで完成です!

◆鉄道模型、写真のポイントコントロールボックス接続の問題点とは?(質問編)

をお読みくださったお方は、お気付きかも知れませんがTCS用電源を自作しなくても、余っている「N-1000-CL」を使えばよいのでは?・・・という事・・・その通りです!(おい!)

今回、自作加工したTCS用電源は、安全面で不安が残ります。パワーユニットのTCS出力は、ショートした時に保護回路が働いて出力を遮断する機能が備わっております。
今回使用したACアダプターにそのような機能が備わっているかどうか分かりません。従って改造加工は、高価な純正部品を使い、絶縁対策も入念に行っております。

そこまでしてまで、自作したのは、パワーユニットを置く場所が無い事、TCS専用としてパワーユニットを使うのは勿体無い事(保守用として使ってます)です。

そして・・・なにより話題として面白いかなという事・・・これに尽きます!(こら!)

本記事の冒頭でも記しましたが、改造は自己責任です。当記事をご参考にされ、同様の加工/改造を行なわれた場合、当方はその責任を負えませんので十分ご留意くださいませ。

WebSite : ななついろひととき
http://nanatsuiro.my.coocan.jp/

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