限られた場所に出来るだけ線路を敷き詰める究極のレイアウトを目指して・・・線路を埋め尽くしてまいりましたが、まだ、欲張れる要素を追加できるかも知れません(苦笑)。
写真は、当方所有の固定式レイアウト(2021年2月撮影)です。
本記事は、以前に投稿した「◆鉄道模型、固定式レイアウトの紹介(2020年5月時)」の更新/改訂記事です。
「鉄道模型シミュレーター4(VRM4)」のレイアウト図面を、レイアウト解説用に色分け更新いたしました。
「鉄道模型シミュレーター3(VRM3)」には、スーパーミニカーブレールが収録されていませんので「鉄道模型シミュレーター4(VRM4)」での制作を行っていたのですが、線路の色分けを行っておりませんでしたので、後追い更新です。
レールシステムはTOMIXさんです。私がTOMIXさんのレールシステムを選んだ理由に関しましては、
2019.10.16.の記事
◇鉄道模型 TOMIX と KATO どちらで始めますか?
に記させて頂いております。
レイアウトの構成(線路色の意味)は、
緑色:内回り本線と、待避線1本
青色:内回り線ヤード
橙色:内回り線ヤード兼、リバース線
紫色:ターンテーブル(転車台)と枝線
水色:外回り本線と、待避線1本
黄色:外回り線ヤード兼、独立最外周本線
桃色:外回り線ヤード兼、車両送り込み線
紅色:外回り線リバース線
藤色:ミニループ線
鶯色:テスト用線路
赤色:メンテナンス用分岐線
・・・となります。
本線は、8字+小判型の複線エンドレスです。
内回り線は、待避線1本と、ヤード3本、ヤード兼リバース線を有しております。
外回り線は、待避線1本と、ヤード兼、独立外周エンドレス本線、メンテナンス用分岐線、外回り線ヤード兼、車両送り込み線の構成となっております。
この度のレイアウト変更は、外回り線にも「リバース線」を追加、さらにそのリバース線内に、スーパーミニカーブレールを用いた「ミニループ線」を設けました。
もうひとつ、外回り線の車両送り込み線より、「テスト用線路」を設けております。
なぜ、この度の追加を行ったのかは、外回り線の編成の向きを変えようとすると、内回り線へ進入させなければならず、その間、内回り線の車両は内回り待避線や、ヤードに停車させなければならない制限がございました。
以下の動画で、「一般客車 35系 50系」を用いて、編成の方向を反転させる際に、外回り線から内回り線へ進入させている様子がご確認頂けます。
【鉄道模型】レイアウト紹介4!ターンテーブル活用法とTOMIXさんに望む点/蒸気機関車、C57、D51、EF64、一般客車、35系、50系【走行動画】
YouTubeさんで視聴
外回り線にもリバース線を設けたことで、編成全体の方向を変える際、内回り線を占有する制限が無くなりました。
外回りのリバース線内にあるミニループ線は、スーパーミニカーブレール区間で、現在、TOMIXさんの線路では最もRの小さな線路が使われております。この区間を走行できる車両はかなり限定されますが、TOMIXさんの車両で正式に対応していない車両や、他社の車両でも通過できる事がある為、そのテストが行えるように設けました。
スーパーミニカーブレールの走行テストは、以下のレビュー動画で、専用の線路を組んで行っておりましたが、今後は、この固定式レイアウト上で実施できるようになりました。
【鉄道模型】驚きのFW効果!TOMIXさん「ED62 14号機・浜松工場」を色々検証しました【レビュー走行動画】
YouTubeさんで視聴
【鉄道模型】KATO「8620 東北仕様」を色々検証しました/車掌車「ワフ29500」の8連走行も収録!【レビュー走行動画】
YouTubeさんで視聴
もうひとつ、テスト用線路は、車両の状態を確認する為に設けました。これも上記動画で専用の線路を組んで実施いたしておりました。
テスト用線路は、以下の「スローラン・グランプリ」で、一時的に仮設テスト用線路を施設した事が起源となっております。
【鉄道模型】スローラン・グランプリ/史上最低速の戦い【機関車限定】
YouTubeさんで視聴
「固定式レイアウト紹介8」で、『考えられる要素を全て、このレイアウトに詰め込む』という内容でお話いたしましたが、まだ詰め込める要素があったという事になります。
【鉄道模型】レイアウト紹介8!飽きにくいレイアウトプランとは?固定式?お座敷?/トワイライトエクスプレス瑞風、ななつ星in九州、ブルートレインあさかぜ、蒸気機関車8620等【走行動画】
YouTubeさんで視聴
レイアウトとしては、TOMIXさんのカタログにも載っていたレイアウトプラン図を、発展させた形です。
このレイアウトの特徴は、ターンテーブルを経由するリバース線を設けている事で、多くの一般的なレイアウトでは、ターンテーブル内を長編成の列車が通過する事は出来ないようになっています。元々ターンテーブルは、蒸気機関車の方向を変える事が主目的ですので、長編成の列車が通過するのは現実的ではありません。なぜこうなってしまったのかは、リバース線を後から追加した為で、この箇所しか設ける場所がありませんでした。
※今となっては外回り線にもリバース線を設けれておりますが、レイアウト設計当時は「Y字ポイント」が存在しませんでした。
「リバース線」とは、列車の編成方向そのものを反転させる特徴を持った線路配置の事を言います。以下の動画、(01:05)辺りで、リバース線に入った列車の編成の向きが反転する様子が伝わるかと思います。
【鉄道模型】翠碧色の虹/オリジナル列車【走行動画】2
YouTubeさんで視聴
長編成の列車を機関車が牽引する編成で、編成全体の方向を変えようとすると、リバース線やデルタ線が無い場合は、レイアウトに置きなおす事になります。これが結構面倒で、気軽に編成全体の方向を変える為に、リバース線は威力を発揮します。
ただ、リバース線が内回り線にある為、外回り線の編成全体の方向を変える場合は、内回り線の列車をホームやヤードに停める必要があります。その為、内回り線のみカーブポイントを用いた駅に停車させる構成となっておりました。
最外周の本線の赤色の箇所はクリーニングレールを設置しており、車両の車輪のクリーニングを行なう時に使用します。レイアウトを設計した時は、ポイントレールの選択機能を利用して、分岐側に切り替えた時にクリーニングレールの動作も開始するようにいたしました。しかし、実際はクリーニングレールの動作音がかなり大きい為、ポイントを切り替えてもクリーニングレールは動作しない状態(スイッチをオフ)となっております。
以前は内回り線の列車を最外周の本線へ送ろうとした時、外回り線の列車を内回り線の待避線かヤードへ送る必要がありましたが、この度のレイアウト更新で、外回り線にも待避線を1本追加しましたので、内回り線の列車を直接最外周の本線へ送る事が出来るようになり、煩わしさが解消されました。
レイアウト全体としては、直線が多く、長編成がくねるような箇所が無いのが心残りですが、それは、ダブルクロスや、ダブルスリップ、そして上に記したメンテナンス線をクリーニングレールの動作をオフにした状態で列車を走らせ「くねり走行」を楽しんでおります♪
私は、列車の運転そのものを楽しむ為に、色々な要素をレイアウト詰め込みましたが、今思うと、デュアルキャブコントロールの方が、より運転を楽しめたかなと思います(レイアウト設計時、デュアルキャブコントロールの存在を知りませんでした)。他には、デジタル・コマンド・コントロールや、TOMIXさんからTNOS(閉塞制御、自動運転システム)も発売されましたが、今からですと大掛かり過ぎです・・・OTL
レイアウト上に、7編成くらい配置し、そのうち最大3編成を同時に独立して走行させる事が出来るレイアウトです。
尚、現状は運転本位で考えている為、ストラクチャー類は簡素なままです。
このレイアウトの問題点は、「内回り線ヤード」にポイントレールを連続で繋いでしまった事で、「電圧降下」が大きくなる事です。
また、TOMIXさんのポイントレールは不転換を良く起こすので、固定式レイアウトにあまり沢山ポイントレールを配置すると、機能の維持が大変だという事です・・・これは、レイアウト設計とは別の問題です。
皆様は、ご制作されたレイアウトに対して、どのような「こだわり」をお持ちでしょうか?
改めて、「固定式レイアウト紹介」の動画を制作いたしたく思っております。
この度は、改定/更新記事の為、以前の記事をそのまま残し、追記する形で構成いたております。
WebSite : ななついろひととき
http://nanatsuiro.my.coocan.jp/
コメント
コメントありがとうございます!
おいちゃん 様
ご無沙汰いたしております。
「鉄道模型シミュレーター(VRM)」でのレイアウト検討や制作も楽しみのひとつですが、なかなか仮想世界のレイアウトまで手が回っていないのが現状です。
この度の更新は、VRM3には収録されていない線路を用いた為、VRM4での制作ですが、踏切の動作設定が、VRM3とVRM4では大きく異なり、現状では正しく動作できておりませんので、いずれ設定を行ってみたいと思っております。その為には、スクリプトを理解しなければなりません(苦笑)。
おいちゃん様のVRM制作記事も、追って拝読させて頂きたく思います♪
お先に完成しました。
ご無沙汰しています。おいちゃんです。こちらのレイアウトは、昨年中にお先に完成しました。60近い制作記事を書いていました。暇な時にでも ご覧下さい
http://vrm3idobata.blog.jp/archives/cat_50056801.html